【職歴8年】環境調査員の実際の年収を紹介| 収入を上げるために実践したこと

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屋外での仕事が好きだったり、生き物が好きだったりする人が就職することが多い環境調査の仕事ですが、やりがいと同じぐらい重要なのが「稼げるかどうか」です。

仕事が楽しくても生活が苦しければ、つづけられません。

ただはっきり言うと、「稼げる業界ではない」のは間違いないでしょう。たとえ年収が高いように見えても、残業が多くて自分の時間が取れない場合が多いです。

ここでは、職歴8年になる僕の経験をふまえて環境調査員の年収を紹介しますが、正直なところ満足のいく金額ではありません。

そこで、収入を上げるために実践したことも合わせて紹介します

目次

環境調査員の年収を年齢ごとに紹介

会社員を5年経験したなかで得た情報とフリーランスとして聞いた話をもとに解説します。

フリーランスになって3年ですが、複数の会社に出入りする機会が多く、お酒の席でお金の話になることも珍しくありません。外部の人間だから話しやすいのもあるでしょう。

ちなみに環境調査には土木・構造物調査や生物調査などがありますが、年収の傾向に大きな違いはありませんでした。

環境調査員の年収は280~450万円(役職によって変動あり)

環境調査員の年収の目安は次のとおりです。

残業代は抜いています。

  • 20代:280~320万円
  • 30代:320~400万円
  • 40代:350~450万円(役職によって変動)
  • 50代:450万円以上(役職によって大きく変動)

40~50代になると役職によって大きく変わるので、あくまで目安です。

ちなみに僕が新卒で入社したときの年収は270~280万円でした。

この年収に残業代が上乗せされますが、環境業界は残業が多いです。

残業は自分の時間をお金に換えているだけなので、人生の満足度が高いとは言えません。

さらに残業代の支払いルールがおかしかったり、サービス残業があったりする会社も珍しくないため、時給で考えると「バイトのほうが稼げるのでは?」と思うようなことも。

結論を言うと、決して稼げる業界ではありません。

フリーランスの環境調査員は200~1,000万

フリーランスの環境調査員の年収も紹介しておきます。

フリーランス仲間と話す機会が多いので、自然と月収や年収の話になりますが、200~1,000万円が目安です。

人によって稼働時間が異なるため、年収の幅は大きくなります。それでも200~400万円の人が多く、500万円を超えるのは片手で数えれるほどです。

ただ、あくまで環境調査1本でやっている人のケースなので、他の事業にも取り組んでいる場合は500万円を超えることも珍しくありません。

環境調査員として年収を上げるために実践したこと

正直、環境調査員は稼げませんが、家庭の事情で辞められなかったり、やりがいが捨てられなかったりする人は多いです。

僕もそうでしたが「将来への不安」もあったので、自分の力で年収を上げることに注力しました。

ここでは、年収を上げるために実践したことを紹介します

別の会社に転職した

僕が新卒で入社した会社は、残業代がほぼ支払われなかったので転職しました。

残業が多い仕事で残業代が支払われないのは致命的だからです。

転職する手間はありますが、それだけで年収が数十万は変わるのであれば大したものではありません。

履歴書を書いたり、面接を受けたりするのは苦手ではあるものの、転職エージェントも利用できますからね。

「良い案件があればすぐ行動できるように登録しておいたり、情報収集したりしている」という話もよく聞きます。

別業界に興味がある場合にもおすすめです。

転職したほうが良い環境調査会社の特徴と20・30代調査員の転職事情については、こちらの記事をご覧ください。

家計簿を見直して支出を減らした

生活コストを削るのも効果的でした。

とくに支出を減らせたのは次の2つです。

  • 不要な保険を解約したり保障内容を見直したりする
  • 携帯の通信費を見直す

当時20代だった僕には過度な保険だったので、見直すだけで1万円も削減できました。

社会人になって右も左もわからないときに、保険のおばちゃんの口車に乗って入った保険で不要な内容も多かったです。

また携帯の通信費を見直すのもおすすめです。僕はpovo(ポヴォ)に変えることで、5,000円削れました。

2,700円で1ヶ月に20GB使えますし、使用頻度が低いときは1ヶ月に3GB、990円のプランなどに細かく変更できるのが嬉しい点です。

保険と携帯の通信費の見直しで1ヶ月に1万5,000円削れたので、年間では18万円の削減です。

つみたてNISAを始めた

つみたてNISAは現場仕事と相性が良いです。

1日肉体労働をすると限界まで疲れますし拘束時間も長いため、副業で収入を伸ばすことは難しいですが、つみたてNISAなら時間も労力も必要ないからです。

つみたてNISAとは

つみたてNISAは投資の1つです。国が定めたルールで、通常なら投資で増えた利益に約20%の税金がかかりますが、つみたてNISAなら税金がかかりません。100万円の利益があって20万円納税する場合でも、100万円そのまま利益になります。

つみたてNISAで投資すると1年に3~5%ほど増えるといわれています。

「1年でたったそれだけ?」と思ってしまいますが、増えた利益にさらに金利がのる「複利効果」がポイント

100万円が1年後に103万円、2年後に106万900円といったように雪だるま式に増えていきます。

ただ、つみたてNISAはローリスクローリターンな投資で、効果を実感するためには長期の運用が欠かせません。

それでも20~30代で早めに始めれば増やせる期間も長いため、利益がでやすくなります。

証券口座を作ってお金をコツコツ入れていくだけで、少しずつ増えていくのは嬉しいものです。

1ヶ月100円から始められるため、自分のペースや経済状況に合わせてつづけられるのも嬉しい点です。

もちろん、投資の1つなので自己責任になりますが、僕の場合は将来のお金の不安がグッと減りました。

独立してフリーランスになった

現在はフリーランスで活動していますが、会社員のころと比べると年収は上がりました。

フリーランスは稼働時間をもとに請求できるので、サービス残業などはなく仕事をしただけ利益になります

とはいえ環境調査の仕事は暇な時期と繁忙期の差が激しいため、調査1本で会社員時代以上の年収を超えることは難しいでしょう。

僕の場合は、繁忙期は環境調査を重視して、暇な時期にはIT事業をすることで収入を上げています。

環境調査で体を壊したときの保険にもなる、おすすめのビジネススタイルです。

まとめ:環境調査員の年収は低いけれど対策はある

環境調査の仕事は稼げるものではありませんが、年収は個人の力で増やすこともできます。

僕の場合は、

  • 転職する
  • 支出を減らす
  • つみたてNISAを活用する

といった方法で年収を上げましたが、自分でできるものから実践するほうが良いです。

会社に頼っても半年~1年に5,000~1万円ほどの昇給ではお金の心配はなくならないので、個人で増やすことも視野に入れて行動してみてください。

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この記事を書いた人

椿ほだかのアバター 椿ほだか フィールドワーカー

会社員5年、独立3年、計8年の現場仕事を経験。仕事終わりのビールを我慢して、きつい現場仕事中心の生活を改善するノウハウを実践&発信しています。現場作業と土木・構造物調査、環境・生物調査が仕事。関東在住で趣味は登山・キャンプ・スノーボード。「体を壊したら終わり」&「時間の切り売り」がつづく仕事に不安を感じて行動中です。

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